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2011年6月

スーパーマーケットの新常識! by 水元均

今日は、ゲスト書評家として、岩橋 亮さんをお招きしました。

岩橋 亮さんの自己紹介:
『行動なくて読書の価値なし』をテーマに中小企業経営に役立つ
実践的なビジネス書・自己紹介書を紹介している書評ブロガー

中小企業経営に役立つビジネス書・自己啓発書レビュー
http://bookintro.at.webry.info/


●「安くなければ売れない」は一昔前の話

2007年度のデータによると、スーパーマーケットや
百貨店から、前年に比べて2200億円の売上高が消えています。

その行き先の一つが「インターネット業界」です。

その代表格「楽天」の2007年度の売上高は
前年比約130%アップの約4,000億円。
1年で1200億円も売上アップしているということです。

不思議に思いませんか?

「よく商品を見ないで、みんな購入するよね~」と

スーパーマーケットでは、商品が目の前にあっても
買ってもらえないのに、なぜ、商品がなくても
「安心」して買ってもらえるのか?

実はここに、大きな「考え方」の「ヒント」が隠されています
それは、「コト」のすごさです。

「コト」とは「商品紹介」「商品についてのメッセージ」のことです。

今、消費者は「モノ」を見なくても、

”販売者並びに生産者の思いやこだわり”

が伝われば商品を買ってくれているのです。
小生はよく言います。

「5年前は”一昔”、10年前は”大昔”、15年前は”太古の昔”」

今までの業界常識や、世間一般で言われているような表面的な
「常識」をこれからの自分の「考え方」のベースに置いていては、
絶対に成功しないということです。

新しい「考え方」に替えることなのです。一日も早く。


本書は筆者が約5年間、実際に現場で実践してもらった結果を、
包み隠さず書きました。「商品」には地域性がありますが、
「販売方法」には地域性はありません。「考え方」を理解し、
同じコトを実施し続けてみてくださいとのことです。

・「”少子高齢化””人工減少時代の到来”で消費は縮む”」なんてウソ

・「消費者が自由に使えるお金はどんどん減る」なんてウソ

・「担当者の考え方」が業績上昇を妨げる壁になっている。

これまでの常識を疑い、考え方を変えることで業績を向上
させたい方におすすめの一冊です。

具体的な成功事例も紹介されているので、紹介されている
スーパーに実際に行ってみるのもいいと思います。

(1)「味比べ試食」

よく試食は見かけますが、「品質・おいしさをアピールする商品」と
「レギュラー商品」の両方を味比べ試食しているスーパマーケットは
多くありません。

この「味比べ試食」は、一番簡単にお客さまに「品質・おいしさ」を
見える化できる方法です。

特に果物や鮮魚・精肉・惣菜など見た目では違いのわからない
商品には、この方法をとると、劇的に効果が表れます。

本当に今まで売れなかった「品質・おいしさ」の商品が、
目に見えて売れることが実感でき、売れる商品が変わってくるのです。

(2)超鮮度

”超鮮度”とは、お客さまが「こんなもんだろう」と思う
鮮度を超えた鮮度基準のこと。

この超鮮度基準を、お客さまに”見える化”する。

例えば、

・裸売り野菜の時間販売
・刺し身の時間販売
・ミンチの時間販売
・牛乳の2日間での完売

売場に3通りの日付の賞味期限の牛乳があって、
古い日付の商品を好んで買われるお客さまがいますか?

いません。ならば2つの日付けしかない状況にし、
前日の商品は10~20円引きで販売すればすぐに
売れて、ロスも少なくなる。

「超鮮度」を継続していけば、圧倒的にお客さまから
支持されます。

もちろん、この「超鮮度」戦略を実施すると、
導入当初はロス率が上がります。

しかし、慣れてくるとロス率は全く上がりません。
むしろ、ロス率が下がった店が続出しているのです。

それは「値引き幅が小さくなる」からであり、
「発注と品出しの精度が上がる」からです。


(3)発想を変えて商品化

「ステーキ=サーロイン」
「焼き肉=カルビ」
「豚カツ=ロース」
「唐揚げ=モモ肉」
「ハンバーグ=合いびきミンチ」。

これ精肉業界の常識。でも本当ならば、

・サーロインよりも安くておおいしいステーキあります
・カルビもいいけど、実はこんな焼き肉もあります
・ロースよりもおいしい豚カツがあることを知っていますか
・モモ肉もいいけど、ちょっと雰囲気変えてこんなのどうですか?
・ハンバーグ専門店は実はこのミンチを使っているのです

ということを提案するのが「精肉のプロ」

それをしないから「利益」が取れないのです。
脱常識で、発想を変えていろんな商品化を行って
「見える化」していく。

●成功のキーワードは「能力」ではない。「考え方」なのだ

本書で挙げた6社とも、失礼ながら大手企業ではありません。
しかし「人材」の問題でもなければ、「能力」の問題でもない。

彼らは「考え方」を変えたのです。

その上に、「成功するまでやり続ける」という”執念(情熱)”
があったのです。だから、劇的に結果が変わったのです。

あなたのお店も、「90日間で劇的に変わる」ことは、
決して不可能ではありません。

あとは”やるか、やらないか”を決断するだけ。

決断とは、「決めて、退路を絶つ」こと。

「決めて、成功するまでやり続ける」と決断した瞬間に、
あなたのお店は「劇的に変わる」パスポートを手に入れる
ことができるのです。


スーパーマーケットの新常識!
著者:水元 均
出版社:商業界

後悔度:★★★★

★★★★★:読まないと、絶対、後悔する
 ★★★★:読まないと、とても後悔する
  ★★★:読まないと、やっぱり後悔する
   ★★:読まないと、後悔する気がする
    ★:読まないと、後悔するかな?

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