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2010年4月

幸せな売場のつくり方 by 兼重 日奈子

■久しぶりの「衝撃の一冊」でした。

 アパレルショップの店長 佐々木ユーコが、
 謎の販売指導のコンサルタントとの出会いで
 成長していく物語です。

 コンサルタント(著者)の指導がうまいこともありますが、
 あまりに実際にありそうで、吸い込まれるように読んでいました。
 (実話なので当たり前ですが・・・)

■佐々木ユーコの職場は、人手不足のため毎日残業。
 部下もやる気なし。売上も低迷しています。

 前店長が辞めた後に、店長となったものの、
 業績てこ入れのためか、ついに販売指導の
 コンサルタントがやってくることになったのです。

 「こんなに苦労しているのに、外部のセンセイに
  その気持ちがわかるはずがない!まったくウザイ!」

■ところが、コンサルタントの先生がやってくると

 「お店の役割って、何でしょう?」
 「?」・・・
 「でも駄目よ、『売上げ』のために働いちゃ」
 「え?」・・・
 「今日はあなたが、このお店を去る日です」
 「は?」・・・

 コーチングのような、禅問答のような
 会話が続いていきます。

 ただ、最後には、ユーコは何だかわからないうちに
 「部下のやる気を出すために、店長が何ができるかを考える」
 という宿題をもらっていました。

■その後、コンサルタントの先生は、
 お店のチーフ本田ナツミを飲み会に誘って、
 店長とチーフとの思いを共有させていくのです。

 人の心が繋がっていく瞬間。

 泣けてきました。

 やる気を持てば、だれでもできるのです。


  ・『一緒に頑張ってくれませんか?』
   その一言が、私は聞きたかったんだ・・・。
   その言葉が、こんなにもうれしいものだったなんて(p57)

■アパレル業界に限らず、仕事にヤリガイがない人、
 やる気のない部下に悩んでいる人、
 職場の雰囲気が悪いと感じている人にお薦めの一冊です。

 内容・ストーリーとも素晴らしい一冊でした。
 こういう本があるから、読書はやめられませんね。

 兼重さん、ありがとうございます。

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


  ・突然ですが・・・。今日はあなたが、このお店を去る日です」・・・
   みんな大きな花束を抱えてあなたとの別れを惜しんでいます。
   あなたはそこで、どんな言葉が聞きたいですか?」(p29)


  ・なにか大きな物事が動くとき。・・・
   誰かが、最初の一人になるんです、必ず。
   誰かが、「よし!私がやる!」
   そう心に固く決め、一歩を踏み出す。(p248)


◆幸せな売場のつくり方
著者:兼重 日奈子
出版社:商業界

後悔度:★★★★★

★★★★★:読まないと、絶対、後悔する
★★★★ :読まないと、とても後悔する
★★★  :読まないと、やっぱり後悔する
★★   :読まないと、後悔する気がする
★    :読まないと、後悔するかな?

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