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はじめて社長になるときに読む本 by 中村健一郎

本書は、公認会計士・税理士である方が書いた本です。内容は、税金・融資・出資についての素朴な疑問を取り上げて、回答するというような形式を取っています。

質問と回答の一組が見開き(2ページ)単位で取り上げられています。文章も、専門用語を極力押させているようで、平易な語り口で、さらさらと読めます。会社設立を考えている方が税務などについて、情報を集める最初の本として、お勧めです。

私自身、税金・融資・出資方面に、詳しくないので楽しく読めました。

面白く感じたQ&Aをご紹介します。


◆決算月

Q.決算月はどのように決めると良いでしょうか?
A.特にこだわりがなければ、創立予定月マイナス1の月にしましょう。
ただし、3で割れる時期は別のメリットがあるので注意してください。

決算月は3で割れる月、3月、6月、9月、12月が多い。特に、3月と12月は多い。

12月決算には都市伝説のようなものがあります。それは、「12月決算の会社には税務調査がなかなか来ない」というものです。

12月決算時期の申告期限は2月で、その時期は税務署も確定申告で多忙だらかという理由からです。


◆コーポーレートカード

Q.コーポーレートカードを使うと楽という宣伝を見ましたが本当ですか?
A.確かに社内のオカネやり取りが減りますが、かえって大変なことも出てきますので、注意してください。

「経費の精算が楽になります」と宣伝していることも多いようです。しかし、「精算が簡単」というのは、会社と役職員との間でオカネのやり取りが減るというだけです。

次の場合のように、返って面倒になることもあります。

1.コーポーレートカードの領収書と現金払いの領収書を一緒にされる。
2. コーポーレートカード支払分は直接会社の口座から支払われるために、精算書から外す必要に気づく。
3.どれがコーポーレートカード払いだったか、精算書とカード明細つきあわせて、遡って調べる。


◆消費税を支払う事業者とは

Q.売上が一千万を超えると消費税がかかると聞きました。今年は超えそうなのですが、納税に備えておいた方が良いのでしょうか?
A.消費税は2年前の売上が一千万を超えた場合にかかります。一千万を超えたその年から消費税がかかるわけではありません。


◆交際費

Q.交際費は不利と言われていますが本当ですか?
A.本当です。交際費は、会議費と違い、一部または全部が経費として認められないためです。

交際費に似たもので、会議費、福利厚生費、販売促進費があります。他の費用はすべて経費になります。しかし、交際費はそうではありません。

資本金1億以下の中小企業では、400万円まで90%が認められていますが、それを超える部分は認められていません。


◆まとめ

Q&A項目を中心にご紹介しました。さらに、間にコラムがあり、楽しめます。業務経験から生まれたコラムなので、新鮮に感じしました。また、コラムで困ったときの対処法が具体的に書いてあるので、お役立ち度が高いです。


◆はじめて社長になるときに読む本
著者:中村健一郎
出版社:株式会社アントレ

後悔度:★★★★

★★★★★:読まないと絶対後悔する、★★★★:読まないと、とても後悔する、★★★:読まないと、やっぱり後悔する、★★:読まないと、後悔する気がする、★:読まないと、後悔するかな?

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■編集後記

◆イーモンスターその後

以前、イーモンスターのことを書きました。

電車移動に使おうかと思っていました。ところが、使いやすいはずのキーボードが使いにくいですね。

というのは、電車での移動は立つことが多くて、片手で使用できないと辛いことが分かりました。電車は揺れるので、片手はどうしても、どこかに捕まる必要があり、残りの片手で使用できないと使えないのです。

勿論、座ることができて、両手が使えるときは、快適にキーボードが使用できます。ただ、Windows Mobileマシンなので、細かなタッチが必要になります。なので、タッチ用のペンを取り出しす場面があり、少々面倒です。

その点、iPhoneは、よく、設計されているなと感心します。Google Phoneも、その点は考慮されているようです。


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August 6, 2009 経営・経済:書評 |



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