『3つの原理』 by ローレン・トーブ
株式投資で確実に利益を得られる方法として、インデックス・ファンドに投資するという方法があるようです。その前提は、国全体の経済は長い目であれば発展するので、株式市場に全体の価値に連動するインデックス・ファンドに投資すれば確実というロジックで説明されます。
上記のロジックで言えば、ある国の急成長が事前に分かれば、ありえないくらいのリターンを享受出来ることは自明です。高度成長前の日本、急成長前の中国、インドに投資するとそのリターンははかり知れません。
この『3つの原理』という本は、どの国が世界経済の上位に君臨するかいう問いに答えようとする壮大なスケールの内容を取り扱っています。
◆ピック・ピクチャー
この『3つの原理』では、歴史をバラバラに動いている集合とらえているのではなく、大きな要素が絡み合って出来ているもとのとして捕らえています。
これは、アルヴィン・トフラーの『第三の波』にように、第一の波=農業、第二の波=工業、第三の波=脱工業のような大きな絵(ピック・ピクチャー)としてとらえています。
本書『3つの原理』のピック・ピクチャーは、3つの要素があります。それらを
・性モデル
・年齢モデル
・カースト・モデル
と呼んでいます。
◆カースト・モデル
3つのモデル全てを説明すると長くなりますので、カースト・モデルを簡単に紹介します。
カーストとは、インドのヒンドゥー教の歴史哲学からヒントを得た概念です。カーストは社会階層を表します。ここでのカーストは、4つに分けられ、精神・宗教、戦士、商人、労働者になります。
この4つの階層が順序よく、社会の支配層になっていくというのがカースト・モデルです。一巡すると、また、最初の精神・宗教のカーストに支配層が移ると主張しています。
日本やヨーロッパでは、この支配層の遷移がわかりやすく現れています。そして、現在は労働者が支配的な階層す。これは、2030年まで続きます。労働者のトップ階層は、経営者、専門知識階級になります。
◆未来予測
2030年以降は、精神・宗教に自体になり、世界宗教が発生した宗教ベルト地帯が世界を動かす中心になります。宗教ベルト地帯は、インド、中東・北アフリカを指します。
その後、精神・宗教への価値が上がると、北アフリカ以南のアフリカ諸国の役割が重要になってきます。
◆まとめ
この『3つの原理』は、内容が壮大かつ緻密なので、このメルマガだけで、伝えるのが難しいのですが、一読する価値は十分にあります。
ちなみに、日本は、中国・韓国などの儒教ブロック圏の一員で、2030年まで、世界のトップランナーでありつづけると主張しています。
◆『3つの原理』
~セックス・年齢・社会階層が未来を突き動かす
著者:ローレン・トーブ、出版社:ダイヤモンド社
後悔度:★★★★★
★★★★★:読まないと絶対後悔する、★★★★:読まないと、とても後悔する、★★★:読まないと、やっぱり後悔する、★★:読まないと、後悔する気がする、★:読まないと、後悔するかな?
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