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『人生を変える80対20の法則』 by リチャード・コッチ

80対20の法則、正式にはパレートの法則、を解説している『人生を変える80対20の法則』を紹介します。パレートの法則とは、資産の80%が人口の20%が持っているというような偏っている分布のことを指します。多くの事に、その偏りがあり、例えば、顧客とそれが生み出す利益、社員とその人が生産する利益などに見られます。

この『人生を変える80対20の法則』でも、指摘していますが、品質管理分野でも良く使用されており、日本製品の品質向上に大きく寄与しました。実は、私もよくこの法則を使用していました。ソフトウェアの開発時に、不具合の修正に利用していました。とても、有効な方法です。

簡単に、この80対20の法則をどのように応用するかを説明します。

◆事業への応用

会社の業績をよくすること考えるとき、まず、どの領域が利益をあげているのかを分析します。その分析とは、製品、顧客、カテゴリ・地域・販路、競争相手という切り口から行います。次に、特定の視点からグループをして、総利益に占める割合の多い順に並べていきます。

次に、競争相手を特定して、その相手に対して強いか否かを判断します。

最後に、市場の成長性を判断して、個別にどうするかを決定します。例えば、自社が強く、かつ、成長性の高い分野ではその分野に自社のリソースを多く振り分けます。

◆野心を実現させる

トップとそれ以外の大勢との差は、時代を経るに従い、ますます、大きくなっています。それは、勝者総取りといっても過言でないような状況に成っています。

それは、なぜかというと、通信技術の発達でトップであるスーパースターに一度にお送りの人がアクセスできるようになったこと、もう一つの理由が他との他との置き換えがきかないというものです。

成功を収めるためには、以下の10の鉄則があります。

1.小さな隙間に特化し、これだけは誰にも負けないという能力を磨く。
2.仕事をするのが楽しい隙間、第一人者として認められる確率が高い隙間を選ぶ。
3.知識が力であることを肝に銘じる。
4.自分の市場、核になる顧客をみつけだし、その顧客に最善のサービスを提供する。
5.80%の成果をもたらす20%の努力とは何かを考える。
6.超一流の人から学ぶ
7.早いうちに独立する
8.価値を創造できる人をできるだけ多く雇う
9.核になるもの以外はすべて外部に委託する
10.資本のテコの原理(レバレッジ)を利用する

◆仕事の達成感

どんな分野の仕事をするのかについても、リチャード・コッチはこの80対20の法則で考えることを勧めています。自分の能力で20%の労力で80%の成果を生むことに焦点を合わせていけばいいと考えています。その利点としては、以下を上げています。

1.どの仕事がみなの称賛を受けたのか。
2.仕事の形態や仕事上でのパートナーはどれが心地良かったか。
3.どの仕事が嬉しいと感じたのか。
4.仲間内で、トップ5%に入る好きなことや得意なこと。

それぞれの分野について、よりよいものに置き換えていきます。裁定取引のようにより高い価値を持つことに自分の時間を割り当てていきます。

◆まとめ

80対20の法則自体は、よく知られていると思います。この『人生を変える80対20の法則』は、その法則の詳細とどのように応用すべきかが書かれている本です。この法則を知らなかった人は、読むことをお勧めします。


人生を変える80対20の法則、著者:リチャード・コッチ


出版社:TBSブリタニカ、ISBN:4484981068

後悔度:★★★★★

★★★★★:読まないと絶対後悔する、★★★★:読まないと、とても後悔する、★★★:読まないと、やっぱり後悔する、★★:読まないと、後悔する気がする、★:読まないと、後悔するかな?

人生を変える80対20の法則
4484981068リチャード コッチ Richard Koch 仁平 和夫

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◆SAMURAIスピリットに参加

道幸武久氏と片山右京氏のSAMURAIスピリットセミナーに参加しました。

片山左京氏の妙な正直さと思いこみの激しさに親しみを憶えました。やりたいことが電話帳並みにあるとか、自分の軸に忠実だとか、仲間と率直に話し合うことなどを聞きました。

きっと、多くの人から熱心に指示される人なんだろうなと思いました。片山左京氏の著書『負け、のち全開』を読んでみようかと思いました。

ちなみに、『負け』というのはF1で最高5位なったことを指すようです。器が大きいですね。


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