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2005.09.16

『ファンサイト・マーケティング』 by 日野佳恵子

ブログで文章を書いているとインターネットでのクチコミの力をどうやって活かしていくのかに興味を持ちます。そのネットでのクチコミで企業のファンを増やしていくというこの『ファンサイト・マーケティング』に興味を持ち、読み始めました。

著者の日野佳恵子氏は1990年からクチコミでのマーケティング会社を創立した方です。現在、2つのコミュニティを合わせて10万人の会員を保持しています。

その日野佳恵子氏が直接支援したダスキンのコミュニティサイトヒビサージュとその他に成功しているコミュニティ・サイト8つを取材した内容を元に考察がなされています。

◆ファンサイトとは

まず、キーワードであるファンサイトとは何かを説明します。ファンサイトとは、顧客と企業との関係がWin-Winになる自社のマーケティングに貢献するサイトです。イメージして、コミュニティにとって、企業は嫌われ役との印象が強いのですが、企業に思いや価値観、使い勝手などを伝えることにより、商品・サービスが改善され顧客がメリットを受ける場面はあり得るのです。

このファンサイトの一つでわかりやすいのが、アマゾンです。アマゾンのレビュー等を通じて、顧客も商品選択に役立てられるし、アマゾンに対しても顧客の生の声という貴重な情報が得られるという両方にメリットがあるサイトになっています。また、マツダや無印良品は、ファンサイトでの客の生の声が製品開発に反映されています。

◆テーマを選択する

このようなファンサイトを生み出す際に、考えるべき点がいくつかあります。それは、基本事項、テーマ・コンテンツ・位置づけ・役割分担、コストに分けて説明しています。

多くの場合、テーマ・コンテンツで悩むと思います。テーマ・コンテンツでありがちな失敗が2つあります。その一つは商品を販売したいけど、コミュニティ・サイトだから、会社名は出さない方がいいという思いこみがあります。もう一つが、多くの人に受け入れてもらえるように扱う領域を広くすることです。

会社名をだして企業色を出しても、顧客にとっては自分にメリットのあるような情報なら喜んでコミュニティの一員になります。また、テーマを広くしすぎると、コミュニティ・サイトで一番大切な情熱・一生懸命さ・ひたむきさを感じられなくなります。この場合、特定のテーマで評判を確立したら徐々に広げるように展開を考えるべきです。

◆マーケティングへの効果

ファンサイトは、マーケティングの面から考えると、製品開発から販売まで幅広く関わる事ができる手段です。なので、企業の中核戦略として、マーケティング部門が担当する方がいいでしょう。

具体的な活用は以下のようなことが考えられます。

1.商品開発プロセスでの以下の点の改善
a.画期的な新製品がでない
b.ヒット商品の短命化
2.マーケティング調査などの外部委託を内製化してコスト削減
3.コミュニティ・サイトの運営ノウハウの習得
4.流通チャネルを超えてユーザーの生の声を得られる
5.コミュニティを販売チャネルにすることもできる

◆まとめ

『ファンサイト・マーケティング』を一読すると、ファンサイトという言葉がしっくりときます。企業と顧客の関係がWin-Winとなる関係のサイトで、顧客が企業の活動で一定の役割を果たすようなイメージです。『ファンサイト・マーケティング』は豊富な事例と、日野佳恵子氏の考察で、ファンサイトの輪郭を感じる事ができます。


■■ 今日のエッセンス
■■
■■ ファンサイトとは顧客と企業との関係がWin-Winになるサイト。
■■ 企業色を出してもメリットがあればコミュニティの一員になる。

◆ファンサイト・マーケティング ~企業のファンがネットの「クチコミ」で増えていく!、 著者:日野佳恵子、出版社:ダイヤモンド社、ISBN:4478530378

後悔度:★★★★

★★★★★:読まないと絶対後悔する、★★★★:読まないと、とても後悔する、★★★:読まないと、やっぱり後悔する、★★:読まないと、後悔する気がする、★:読まないと、後悔するかな?

ファンサイト・マーケティング
4478530378日野 佳恵子

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◆キャリアコンサルタントに会う

先日、キャリアコンサルタントの方にお会いしました。

今年に入ってから、求人状況が急速に回復しているそうです。しかも、業種に関係なく回復しているようです。特に、不況時に求人が無くなる広報関係も求める企業が出ているらしく、本格的に回復しているそうです。

そろそろ、株でも購入すると良いかもしれませんね。逆に、財務状況が好転したので、従業員を増やしつつあるのかもしませんが。

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