« 2005年5月 | トップページ | 2005年7月 »

2005年6月

『パーソナルブランディング』 by ピーター・モントヤ/ティム・ヴァンディー

二年ほど前から、これからは個人が主体の社会が来ると感じていました。個人が主体となると、会社の経営戦略の個人版の体系を組み立てることができるはずだ。

そして、その体系の中で最も必要とされるのは、個人版のマーケティングだと考えました。更に、最強のマーケティングを考えると、ブランディングでしょうと考えをすすめて、『セルフ・ブランド』というネーミングを考えて、ドメインを取得しました。

そんな私に、ヒットした本がこの書籍『パーソナルブランディング』です。

この『パーソナルブランディング』では、パーソナルブランの意味、あなたのブランドの策定、ブランド戦略、複数のツールの使い方、最後に12ヶ月で具体的に行うことを順序を追って提示してくれます。

実際に、著者の一人、ピーター・モントヤ氏は、パーソナルブランド作りに成功し、二日で30万円ものセミナーにもかかわらず、多くの受講者が来るという状況にあるようです。

このパーソナルブランドが、必要な職種して、1.独立したサービスのプロ(e.g.俳優、アーティスト、コンサルタント)、2.個人相手のサービスビジネス(e.g.レストラン、スポーツジム)、3.付加価値の高い商品販売(e.g.自動車ディーラー、出版業)をあげています。

上記の職業の方が、パーソナルブランドを得ると、有益な人を引きつけ、真っ先に思い浮かぶ人となり、コンスタントなビジネスの流れができ、収入増加を果たせます。つまり、「向こうから」仕事が流れ込むようになります。

勿論、パーソナルブランドが解決できない事もあり、それは、能力不足、有名人になること、パーソナルブランドのみで、目標を達成することなどです。

企業ブランドと比較して、パーソナルブランドが強力だと主張しています。それは、パーソナルブランドに個人としての存在がかかっており、逃げることができないからです。また、人対人のかかわりから発生するで、人間的な交流も生まれるからです。

ただ、ブランドを構築するには、同じメッセージを常に発信し続ける必要があり、練り上げられた計画と、忍耐力を必要とします。4つの段階があり、認識、相性、理解、価値への入り口のそれぞれを一つづつ、のぼる必要があります。

ブランドを構築する上で、大切なことは、まず、差別化です。差別化がある意味すべてです。差別化を考える上で、次の3つのパターンが有効です。その職業で新カテゴリを作り出す。競争相手が気がつかない特性を打ち出す。誰も提供しない商品・サービスを提供することです。

差別化の次に、商品・サービスとしての品質・機能・スピードなどの優位性、そして、公言されていることが正しいという信憑性が必要となります。

パーソナルブランドを成功させるには、ブランディング戦略を決めて、ツールをうまく使いこなす必要があります。

ブランディング戦略は、3つのことを考える必要があります。まず、特化、ポジショニング、ブランディング・チャネルです。

特定の領域に特化することにより、差別化、専門家だと思われる、価値を認められる、わかりやすさ、得意分野に焦点を当てられるという利点が生まれます。つまり、領域が狭いと自分リソースの効率化と、相手の認識で特定の位置を占めることができます。

ポジショニングにより、他との差別化が図れます。まず、あなたは誰なのか、あなたの仕事は何なのか、他と異なることは何処なのかを明らかにする必要があります。そして、どのチャネルであなたの情報を流すのかを決めなければなりません。チャネルとしては、得意先からの紹介、プロフェッショナルからの紹介、DM、ネットワーキング、セミナー、PR、ウォームコール、ウェブサイトがあります。

次に、パーソナルブランドの確立のためのツールを紹介します。6つのツールがあります。パーソナルパンフレット、パーソナルロゴ、ウェブサイト、ポストカード、PR、ネットワーキングです。

詳細は、省きますが、先に紹介したチャネルに合わせて、適切に使用する必要があります。

以上のように、パーソナルブランドは、個人レベルでの戦いになっている現在の状況では、必要となっています。パーソナルブランドを確立することにより、お客様を呼び寄せることができます。この本では、ブランドの作成、ブランド戦略、ツールの使用の方法を教えてくれます。

最後に、この本は、具体的な記述が多く、例えば、各章の最後に、「今すぐ出来ること」、「ケーススタディ」、「注意事項」が書かれており、より、良く内容を吸収できます。

■■ 今日のエッセンス
■■
■■ ・ブランド戦略のキモは、特化、ポジショニング、チャネルである。
■■ ・まずは、パーソナルロゴ、パーソナルパンフレット、ポストカード、
■■  ウェブサイトを使用しよう。

◆パーソナルブランディング
~最強のビジネスツール「自分ブランド」を作り出す
著者:ピーター・モントヤ/ティム・ヴァンディー
出版社:東洋経済新報社、ISBN:4492555374

後悔度:★★★★★
★★★★★:読まないと絶対後悔する、★★★★:読まないと、とても後悔する、★★★:読まないと、やっぱり後悔する、★★:読まないと、後悔する気がする、★:読まないと、後悔するかな?

パーソナルブランディング 最強のビジネスツール「自分ブランド」を作り出す
4492555374ピーター・モントヤ 本田 直之

おすすめ平均
starsお客の方から仕事を頼んでくる最善の方法
starsかなりお得な一冊です!
stars何よりも重要な「ブランディング」を具体化
starsあらゆる起業家、ビジネスマン必読の一冊です~超おすすめ!
starsあえてベタな書き方をすると、・・・

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

続きを読む "『パーソナルブランディング』 by ピーター・モントヤ/ティム・ヴァンディー"

| | コメント (0) | トラックバック (1)

『最強ブログ営業術』 by 横須賀てるひさ

ブログの認知度も高まり、多くのブログに関する本が出ています。特に、ノウハウ系は多く、かつ、一読者からするとどれがいいか判断しかねると思います。私は、実際に、ブログを運営してきて、かつ、ブログをビジネスに使用している立場から、ブログの実情に即していると思った本の一つが今日紹介する本です。

『最強ブログ営業術』の名前に恥じない横須賀てるひさ氏の実績が、最初に提示されています。年収が5倍。そして、500人の人脈。この人脈は、単に名刺上だけのものではなく、実際に仕事で、関わりのあったものです。更に、枝廣淳子氏の『朝2時起きで、なんでもできる! 2』の掲載を始め、新聞、雑誌の取材がありました。

横須賀てるひさ氏のブログへの思いを端的に示すものが、ブログの定義です。引用します。『ブログとは、「自分自身」をインターネット上に投影したもの。つまり、インターネット上の「自分自身」である』私も、『ブログ・マーケティング』というブログで、同様な趣旨のことを書きました。共感のもてるブログへの認識です。

「自分自身」という言葉からブログを「生きた人脈」へ、どのようにつなげるかを常に、横須賀てるひさ氏が考えていることがよく分かります。「共感」と「安心」という二つのキーワードで、オフラインでの活用の方法を説いています。つまり、同じブログ・サービスを使用しているという共感と、ブログを見ることにより相手がどのような人かが分かるという安心感です。

ノウハウ的な事で、特に、共感できることは、アクセス数の稼ぎ方、コンテンツの考え方、自分の見せ方の3つです。

まず、アクセス数の稼ぎ方ですが、ブログのタイトル、まめな更新、コメント・トラックバックの活用の3つに集約されるようです。

ブログのタイトルは、コンテンツにふさわしいメッセージ性のあるものにすべてです。そして、そのブログが価値あるものしてみられるには、コンテンツの量が必要です。そのためのまめな更新が必要です。最後に、コメントやトラックバックによるオンラインでの交流が着実にブログのアクセスになります。

次に、コンテンツの考え方は、実録・日記系を勧めています。ビジネスに効果的なコンテンツの形態として、横須賀てるひさ氏は、「ノウハウ系」と「実録・日記系」をあげています。

「ノウハウ系」は、そのビジネスのノウハウをブログで提供していく形態です。これは、効果が高いが、作成するのに敷居が高いのが難点です。それに比較して、「実録・日記系」に、自分の業務知識やスキルを織り込む形式が、無理がないと勧めています。

最後に、自分の見せ方は、どん底からはい上がる物語の形式を取るべきだと主張しています。具体的には、プロフィール部分に、過去の恥ずかしい挫折の経験を書き、それから、成功へ向かっている理想の自分を描くことを勧めています。すると、共感が増え、アクセス数も、200から300~400へと増えたと書いています。

アクセス数はどちらかという地味な方法で着実に増やし、コンテンツ自身は業務日記的な内容に自己の業務知識やスキルを織り込み提供し、ブログでどん底から理想の自分へとはい上がる物語を感じてもらえるのが、横須賀流ブログの成功術のようです。共感がもてます。

そして、この本の末尾に、「稼げるブログの作り方」の30日マニュアルがつ
いています。より具体的に、その方法を知り、実践をするのによいマニュアルです。


■■ 今日のエッセンス
■■
■■ アクセス数は、地味な更新、交流などの地道な努力から生まれる。
■■ 業務の知識・スキルを織り込む、実録・日記系コンテンツが鍵に。

最強ブログ営業術~小さな会社の逆転戦略
著者:横須賀てるひさ、出版社:技術評論社、ISBN:4774123501

後悔度:★★★★★

★★★★★:読まないと絶対後悔する、★★★★:読まないと、とても後悔する、★★★:読まないと、やっぱり後悔する、★★:読まないと、後悔する気がする、★:読まないと、後悔するかな?

小さな会社の逆転戦略 最強ブログ営業術
4774123501横須賀 てるひさ

おすすめ平均
starsビジネスブログを語れる行政書士はなぜどうやって成功した?
stars実践的なブログ活用術の指南書
starsオーソドックスなブログ活用ノウハウ
stars丁寧で判りやすい入門書に感激
stars成功する秘訣は「脱・日記」にあり!

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

続きを読む "『最強ブログ営業術』 by 横須賀てるひさ"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

最強のブランディング方法?

◆『起業家のためのブランディング講座』 ツールでブランディング第二回

ブランディングに、ツールを生かしている方をお招きして、ブランド人に
なるためのヒントをつかむセミナーです。
今回は、話題の『ブログ』(講師:Tulipaこと外間秀幸氏)、そして、基本と
なる『名刺』(講師:コウダエミさん)でのブランディング講座です。

◎日時 6/16(木)19:00-21:00 ◎会場 JR大井町駅中央口東駅前-きゅりあん
◎会費 4,000円(当日現金) ◎お申込み goal-dream.coach@m4.dion.ne.jp

今すぐに起業をする予定がない方も、ぜひいらしてくださいませ。

--------------------------------------------------------------------

私のセミナーです。前回、ご案内した「livedoor Blog」活用セミナーとは異
なり、個人のブランディングへの視点になります。また、一緒にセミナーを
するコウダエミさんは、名刺やリーフレットなどのツールを作成される方で
す。作成する前に、コーチング的な手法でそのひとの個性を引き出すという
凝ったことをされています。ご期待ください。(Tulipa)

詳細はこちらから↓(コウダさんブログです、他も楽しんでくださいネ)
http://plaza.rakuten.co.jp/adjust8/3000

申込みはこちらから↓
goal-dream.coach@m4.dion.ne.jp

| | コメント (0) | トラックバック (1)

『5日で身につく「伝える技術」』 by 西野浩輝

最近、セミナー講師をやることが徐々に増えてきました。ちょうど、タイミングよく、友人から『5日で身につく「伝える技術」』(西野浩輝著)を教えてもらい、読んでみました。

最初のプレゼンに関する3つの勘違いというの指摘しています。

1.口下手でもじっくり話せば通じる。
→いまどき、時間を十分に用意してくれる相手はいない。また、そういう人は多くの場合、感情として同感できるが、理論的な事項についてはよく理解できない。
2.話し上手よりも、聞き上手が好まれる。
→これは、レベルが低い次元の比較であり、聞く側にいても、最終的には説明されることを要求されるので、話し上手であることが求められる。実際、トップ営業マンは話し上手だ。
3.プレゼントとは、天賦の才である。
→世界一、日本一のレベルを求めるならそうかもしれないが、仕事で必要とされるスキルを身につけるには、十分、訓練することで間に合う。

そして、プレゼンのスキルを身につけるのに、基本的に態度として、次の事をあげています。

1.基本事項を体系的に学ぶ。ここで大切なことは、要素を分解して、学んでいくことである。
2.場数を踏む。量的な稽古は、質に反映される。
3.レビューをおこなう。常に、見直したり、相手からの指摘を得る。

スキルとしては、3つに分解されます。

1.コンテンツ=内容を面白くする
2.ストラクチャ=プレゼンの趣旨をわかりやすくする
3.デリバリー=適切な表現方法をとる

まず、コンテンツですが、関心や興味を持ってもらうためには、わかりやすいこと、リアリティがあること、ストーリー性があること、親近感があること、意外性があることが求めらられます。ストーリー性とは、変化があったり、成長の過程を描いたり、感情を動かすことがあることを指します。親近感は、失敗談やセミナーの場合は、その開催地の情報を共有することで得られます。

これらの5つを得るためには、事例・具体例、たとえ・比喩、数値・データ、対比、お墨付きをというテクニックを使用します。お墨付きは、詳細に伝えることがその効果を生かせます。権威者からのお墨付きは、詳しく話すことで、より、箔がつきます。そして、一般の人の声は、その使用感などについての説得力が増します。

次に、ストラクチャは、イントロダクション、ボディ、エンディングの3層になっているのがよい構成です。イントロダクションとエンディングに、本題のボディがはされまている構成を「サンドイッチ・フォーマット」といいいます。

イントロダクションは、全体像を描いて、これから話す内容をわかりやすくします。また、関心や興味を高めるような質問をいれす。ボディは本体部部で、3つのサブパートから構成する方がよいでしょう。最後のエンディングは、おさらいとイメージを行います。これで、話がよく伝わるようになります。

最後に、デリバリーは、姿勢、ボディランゲージ、アイコンタクト、表情、声、話すスピード、間などを具体的に紹介しています。私、間についての説明が印象に残りました。間には、1秒、2秒、3秒の間があり、それぞれ、文節、段落、問いかけに対応します。適切な間をおくことにより、聴衆に、理解してもらう時間を持つことが分かりました。

コンテンツ、ストラクチャ、デリバリーで必要なことを具体的に指摘している本書は手元において活用したい本です。


■■ 今日のエッセンス
■■
■■ プレゼンのは、コンテンツ、ストラクチャ、デリバリーに分けられる。
■■ それぞれの要素を徐々に向上させること上達の近道である。

5日で身につく「伝える技術」
~ビジネスで成功するプレゼンテーションの奥義
著者:西野浩輝、出版社:東洋経済新報社、ISBN:4492042326

後悔度:★★★★★


★★★★★:読まないと絶対後悔する、★★★★:読まないと、とても後悔する、★★★:読まないと、やっぱり後悔する、★★:読まないと、後悔する気がする、★:読まないと、後悔するかな?

5日で身につく「伝える技術」 ビジネスで成功するプレゼンテーションの奥義
4492042326西野 浩輝

おすすめ平均
starsわかりやすさがいいです
starsこれぞプレゼンの奥義であり、王道である!
stars「やってみよう」と思わせる著
stars西野氏の出版記念講演会に参加しました
stars「プレゼンの場がないと嘆く前に!!」

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

続きを読む "『5日で身につく「伝える技術」』 by 西野浩輝"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年5月 | トップページ | 2005年7月 »