« 『あなたの収入が1,000万円を超える!ザクザク稼ぐメールマガジン』 by石田健 | トップページ | 『看板ひとつで売上が3倍になる魔法の誘客術』 by 高橋芳文 »

『普通の人がこうして億万長者になった』 by 本田健

最近、いろいろな面で、自分の転機であることを感じています。この時期に、基本に戻る意味で、基本的ことを押さえている本を読み返しています。今日、取り上げる本も、その一つです。

私の目標の一つに、経済的な基盤を作ることを考えています。ただ、多額のお金を稼ぐと言うより、自分の自立と自由を得るために、最低限の富を得るというスタンスです。そのために、この『普通の人がこうして億万長者になった』は、ある意味、データ・事実をまとめた本として参考になります。

本書で定義している億万長者は、資産、1億円以上を持っている人としています。ただ、一般に公開されている資料は、それを直接的に知る資料はありません。そこで、いわゆる長者番付(ある一定以上の所得税を支払っている人のリスト)を参考に、年収3,000万以上の人抽出し、その対象にアンケートを取りました。アンケート結果より、そのほとんどが、1億円以上の資産を持っていました。

私が興味深く感じたのは、年収3,000万円以上の所得を得ている人が、給与所得者の0.18%しかいないのに対して、給与所得者以外の人で、3.51%と20倍程度の割合の差があるのです。しかも、給与所得者の年収3,000万円以上は、その多くが金融業界の人なのです。厳しい現実です。

納税者全体の割合で言うと、0.56%が、年収3,000万円以上になります。そは、6つのタイプに分かれます。

1.ビジネスオーナー(会社オーナー) 27%
2.専門家(弁護士、医者など)    24%
3.会社役員             24%
4.相続               18%
5.不動産               2%
6.アーティスト、スポーツ       1%

6つのタイプの後ろにあるパーセンテージは、アンケートに回答した人を母数としています。本書によると、アーティスト、スポーツは、実際には、もう少し多いだろうと推測しています。

億万長者になった要因を10の角度から、分析を行っています。それぞれに対して、章をもうけて、解説を行っています。

特に、気になったのは、2つあります。10の中の1番目にあげられている「好きなこと、得意なこと、喜ばれることを仕事にする」ということと、4番目にあげられている「危機を超えられる力がある」ということです。

仕事を選択する際に、好きなことや人に喜ばれることをするのが、普通の人が仕事を選択する基準と異なります。普通の人は、その報酬や待遇で選ぶ割合が高いのです。

好きなことや人に喜ばれることをすることを選択すると、お金以外の目的、自分が仕事で達成したいことや人に与えたいことが目的になり、最終的なゴールが明確になります。

そして、自分が望んだことを仕事にしているので、より、楽しく、勤勉に長時間集中して、働けます。その結果、高いパフォーマンスが達成されやすくなります。

次に、「危機を超えられる力がある」ですが、これは、億万長者になる時に、30%が「もう、ダメだ」という状況に陥ったことがあると回答しており、その時の対処が特徴的なのです。

普通の人とはことなり、失敗する事なしに、成功することはあり得ないと考えて、積極的に対処して、見事にクリアしていくようです。その危機の乗り越え方が、紹介されています。

1.感情的に動揺しない
これは、感情的になると、冷静な判断が下せなくなるからです。ある億万長者は「大事は小事に、小事は大事に」と語っています。

2.困難な状況に正面から向き合う
困難な状況は、原因があって、起こります。それを何とかやり過ごしても、根本的な原因を無くさないと、また、再発します。なので、正面から取り組み、根本的な原因を無くすようにします。

3.最悪をイメージして、覚悟を決める
最悪を想定すると、それ以下はないので、前向きに対処できます。

4.何ができるかをリストアップする
困難な状況に陥っているとき、その状況に圧倒されます。なので、冷静にリストアップして、黙々とそれをクリアすることに集中するのです。

5.現状を正直に話してあらゆる人に助けを求める
最後に、自分一人で解決できないような困難な状況では、人に助けを求めます。その時、正直に話すことが大切です。プライドや見栄を気にしていては、協力を得られません。

「好きなこと、得意なこと、喜ばれることを仕事にする」ということと、「危機を超えられる力がある」というこの2つは、常に、繰り返し、振り返る必要のあることだと感じました。


■■ 今日のエッセンス
■■
■■ 好きなことや人に喜ばれることを仕事として選択していますか?
■■ 困難な状況に陥っていた時に、最悪を想定していますか?


普通の人がこうして億万長者になった~一代で富を築いた人々の人生の知恵
著者:本田健、出版社:講談社、ISBN:406212274X

後悔度:★★★ (三つ星満点)
★★★:読まないと絶対後悔する、★★:とても後悔する、★:やっぱり後悔する

普通の人がこうして億万長者になった- 一代で冨を築いた人々の人生の知恵
本田 健

おすすめ平均 
インタビューもの?
幸せにお金持ちになるには
もう少し1万2000人の肉声が聞こえれば尚良かったかも知れません
そうなんだろうなとは思う
億万長者になる人となれない人との違いがよくわかる。

Amazonで詳しく見る
by G-Tools



不安な気持ち

先週、いろいろなことがありました。半年分の出来事があったような気がします。メルマガ関連で、思いがけないことが、数件。すべて、いいお話です。

そして、以前から、興味のあったblog。ビジネスとして、意外に、急激に、立ち上がりそうです。なんだか、怖いくらいです。blogビジネスといっても、具体的には、ホームページ構築なので、よくよく、考えてみたら、本業で、ホームページ構築(特定業種向けのポータルサイト構築)をやったことがあります。

お客さんが、銀行だったので、かなり、気を使いました。そうそう、テレビ番組のWBSでも、少しだけですが、取り上げてもらえました。懐かしい。

そういう下地があるからでしょう。

また、結構、ショックな話も、ありました。

次の一歩を大きく踏み出す時が来ているような気がします。しかし、なんだか不安なのですよね。ふと、マレッジ・ブルーって、こんな感じかなと思いました。


この記事が役に立ちそうだと感じたら、無料メルマガに登録してください。わざわざ、ブログをチェツクしなくても記事が読めます。そして、読者数が多いほど、記事を書くモチベーションが上がります。(笑)

|

« 『あなたの収入が1,000万円を超える!ザクザク稼ぐメールマガジン』 by石田健 | トップページ | 『看板ひとつで売上が3倍になる魔法の誘客術』 by 高橋芳文 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

自己啓発本:書評」カテゴリの記事

本田健」カテゴリの記事

コメント

こんにちわ。TBありがとうございます。

私も、すきなこと・得意なこと・人に喜ばれることは
気になりました、他に「人に応援されること」
「子供の教育を独特に考えていること」
ってのが気になりました。

投稿: ノウ・サプライズ | 2004.11.16 19:14

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『普通の人がこうして億万長者になった』 by 本田健:

» 「億万長者の考え方」が客観的にわかる本。 [本と音楽と…]
普通の人がこうして億万長者になった− 一代で冨を築いた人々の人生の知恵 本田 健 【オススメ度】★★★★★★★☆☆☆ 実際に日本の高額納税者にアンケー... [続きを読む]

受信: 2004.11.16 18:55

» 試練は誰でも乗り越えられる [お笑い@サプリッ!〜楽しくなければBLOGじゃないじゃ〜ん!〜]
人生には、試練は必ずやってくるの。 それに負けるか、打ち勝つかで、 人生が決まるのよ。 あなたに準備ができていない試練は絶対にこないわ。 (本田健「きっと、よくなる! 」) 誰もが「試練」を経験したことがあるはず。 でも、よく考えてみてください。 そのとき、「もう、ダメ」と思いながら、 試練に立ち向かっていても、 今、あなたはその試練を乗り越えていますよね。 もし�... [続きを読む]

受信: 2005.05.03 23:45

» 本田健さん、山田真哉さん来るよ!エリエス1周年記念イベント [土井英司のベストセラー情報局]
以前、ちらっと告知していた、エリエスの1周年記念イベントの詳細が決定しました!開催日は9月3日(土)、場所は新宿のセンチュリーハイアット東京です。当日は、土井が講演した後、特別ゲストの本田健さん、山田真哉さんとともにディスカッション。ベストセラーの秘策...... [続きを読む]

受信: 2005.08.03 10:26

» 普通の人がこうして億万長者になった [パワボン]
一代で富を気づく人は、ホントは地味な人。本書の自分で語られている億万長者のミリオネア・マインドのいくつかについて、自分をチェックしてみました。できてること ・応援してくれる人が30人以上いるか ・心の中に人生の師がいるか ・目標を立てるのが大嫌いか、それ...... [続きを読む]

受信: 2006.02.14 08:27

« 『あなたの収入が1,000万円を超える!ザクザク稼ぐメールマガジン』 by石田健 | トップページ | 『看板ひとつで売上が3倍になる魔法の誘客術』 by 高橋芳文 »