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2004年7月

『早朝起業』 by 松山真之介

私にとって、おそらく、最も古くから、取っているメルマガが、松山真之介氏が発行している『Webook of the day』です。

そのメルマガ発行をそのメルマガ発行が発端となった出来事が、自然なトーンで綴られており、共感が持てます。メルマガ発行に加え、セミナー講師、コンサルタント、ラジオ番組のパーソナリティ、そして、本の執筆と大活躍です。

それらの活動を可能にしているのが、「朝、早くおきる」ことなのです。

5つの効用により、5-9時は、6倍の生産性を得ることができると説いています。

1.無駄時間(=テレビ視聴時間)が減る。
2.無駄時間(=通勤時間)が自分の時間に。
3.家族の絆を強まる。
4.朝の景色に、心が洗われる。
5.仕事がはかどる(スケジューリングができる)

私が共感したのは、早朝に起きることにより、自分の時間を取り戻していく様子です。

まず、メルマガを発行します。それを通して、インターネットや起業のメンターを得て、自分の活動範囲を「ジョジョニ」広げていく様子が、エキサイティングです。

年下のインターネット分野のメンターとの交流、他のメルマガ発行者、著者のメルマガ発行を受けていくリアル世界のまわりの人々の変化が楽しいのです。

そして、メルマガ発行以前とそれ以降においての会社に対する考え方の変化が読み取れます。発行以前は、会社が主で自分が従であるととらえていたようですが、メルマガ発行後は、自分が主で会社が従であるとの考えているように読み取れます。

メルマガ発行前は、「会社での生活は割り振られた仕事や責任を、会社のルールに違反しないようにして、達成する」のが目的になっています。

しかし、メルマガ発行以降は、会社は起業のためのインフラとして、捕らえられているようです。実際に、自分が起業しなくても、自分のやりたいことを実現していく、基盤と考えているようなのです。

通勤定期、デスク、電話、FAX、PC、インターネット環境付のビジネス・スクールなのです。

そんな風に考えると、会社に行くのが楽しくなっていきます。


■■ 今日のエッセンス

■■ 朝、早くおきて、生産性をあげて、すがすがしく、すごしていますか?
■■ 会社を自分の夢を実現するために、利用しようと考えていますか?


早朝起業~「朝5時から9時まで」の黄金時間を自分のために使う
著者: 松山真之助、出版社:祥伝社、ISBN:439661215X

後悔度:★★★ (三つ星満点)
★★★:読まないと絶対後悔する、★★:とても後悔する、★:やっぱり後悔する


早朝起業―「朝5時から9時まで」の黄金時間を自分のために使う方法

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『人生の目的が見つかる魔法の杖』 by 西田文郎

このような本が、早く出て欲しかったと読後、感じました。

20代後半から、空虚感を抱えながら、生きてきました。その頃から、どうも、やりたい事が、わからなくなってきました。なぜか、わからないのです。

ところが、最近、いろいろなことが、やりたいのに、時間がないという状態です。

この本を読んで、ようやく、理解できました。人とのつながりがなくなると、人の心は、分離不安という状態に陥り、やりたい事がわからなくなるというのです。

人生の目的として、筆者は、極論すると、二つに分けられるという説明しています。社会的成功と人間的成功の二つです。

社会的成功は、お金、地位、名誉などの自分が、他人との競争に勝つことで、得られる優越感をペーストしています。

逆に、人間的成功は、自分以外の成功の手助けすることで、幸福感を生み出します。

よく、成功した社長が、恥ずかしげもなく、世のため、人のためといいます。彼らは、社会的成功だけでは、「分離不安」に陥り、幸福感を得られないということを知っているのです。

社会的成功は、どうしても、他人と競争して、打ち勝つ必要があるため、人とのつながりが浅くなってしまいます。ある程度の社会的成功は、必要ですが、それだけだと、空虚な感覚に陥ります。

人を喜ばせるような目的を持ちましょう。すると、詩文が好きになり、信じられるようになり、苦労が気にならなくなり、共感する人が出てきます。楽しそうですね。

さて、人生の目的を決めたら、どうしたら、早く成功するのでしょうか。

その答えは、人生の師を持つことです。人生の師を持つと、人は素直になります。

著者は、がむしゃらに活動している団体を調べました。すると、暴走族やヤクザ関係がありました。それに、共通するのは、力のあるリーダーの魅力により、その団体が統率されていると、人はがむしゃらになると結論づけています。

師を持つと、物事をすんなり、吸収し、向上心が出て、素直さのエネルギーが出て、無駄なエネルギーや時間を節約することができます。

師を探しても見つからない場合は、まず、身近に小さな師を作りましょう。

そして、師とは少し違うが、「お前だけは他人と違って特別だ」と言ってくれる人がいるといないでは、大きくモチベーションが違います。成功者には、マザコンが多い。それは、母親だけは、無条件に、我が子には「お前だけは・・・」と言ってくれる存在だからです。

「お前だけ」と言ってくれる「いい女」を捜すものいいですね。


■■ 今日のエッセンス

■■ 自分以外の人を喜ばせる目標を持って、幸福感を得ていますか?
■■ 「お前だけは違う」と言ってくれる「いい女」がいますか?


人生の目的が見つかる魔法の杖
著者:西田文郎、出版社:現代書林、ISBN:4774505625

後悔度:★★★ (三つ星満点)
★★★:読まないと絶対後悔する、★★:とても後悔する、★:やっぱり後悔する


人生の目的が見つかる魔法の杖

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『インターネット・ブランディングの11の法則』 by アルーライズ・ローラ、アルーライズ・ライズ

『ブランド人になれ!』を読んで、ブランド構築の本に興味をもって、読み漁っています。その中から、『インターネット・ブランディング11の法則』を紹介します。

タイトル通り、11の法則が紹介されています。その中から、個人が、インターネットを使用して、ブランド構築を行うのに、重要だと思ったものを4つ選んでみました。

法則3.一般名称の法則
法則4.固有名詞の法則
法則8.時間の法則
法則10.分割の法則

「法則3.一般名称の法則」と「法則4.固有名詞の法則」は、対となる法則です。筆者が名称に重視していることがわかります。言うまでもないのですが、インターネット上において、目標とするWebサイトに、たどりつくには、名称を憶えてもらい何のサイトかを知ってもらう必要があります。

それには、どんな名称がいいのかを解説しています。インターットに対して、リアルの世界では、物理的に見るので、その企業が何を提供しているのかを知る手がかりが多いのです。例えば、立地、ウィンドウ・ディスプレイ、建物の特徴などです。しかし、ネットでは、その名称だけで何であるかを知ってもらう必要があります。

よく、陥る失敗が、一般名称を使用するのは、よくありません。例えは、URLが「www.car.com」という分かりやすい名称であっても、carでは、ブランド名として認識されません。そして、日常会話で、そのブランド名がでても、何を言っているのかわからない事になります。日本語の自動車ということばで置き換えて、会話を想像するとわかります。

「自動車で、新車を購入したんだよ」

なんて、会話では、よく分からない会話になります。

そのため、固有名称を使用します。成功したインターネットでのブランドして、AOL、Amazon、eBay、Yahoo!があげられています。そして、法則4で、その成功ポイントを8つ提示しています。

特に、URLを直接に打ち込みやすいことを考えて、短い、単純な名称がポイントの様です。

次に、「8.時間の法則」ですが、これは人々のマインドに真っ先に入り込む必要があるということです。アメリカのビジネス界の神話に、「他より、優れていれば勝てて、それが人々のマインドに残る」とあります。事実は、逆です。まず、人々のマインドに、真っ先に入ることが先決です。

最後に、「10.分割の法則」です。統合は成功しないという法則です。テクノロジーは、一般的に、マーケットの現実を無視するような傾向があります。そして、統合はいつの時代にも、よく登場するアイディアです。しかし、成功したのは、ラジオ付きクロック程度しかありません。WebTV(テレビでWebやメールを見ることができる)やACTV(双方向性テレビ)は、失敗の例です。

なぜなら、成功していない理由は、機能が中途半端なものになるからです。個人で言うなら、何でもかんでも、取り入れないことになるのでしょう。

以上のように、ブランド名を固有名称にし、素早く人々のマインドに入り込み、統合の誘惑に打ち勝ち、ブランドの特徴を明確にすることが大切です。


■■ 今日のエッセンス

■■ ネットでのブランド名を固有名称にして、単純にしていますか?
■■ 真っ先に、そのブランドが、人のマインドに入り込んでいますか?


インターネット・ブランディングの11の法則
著者:アル・ライズ、ローラ・ライズ、出版社:東急エージェンシー、ISBN:4884970837

後悔度:★★★ (三つ星満点)
★★★:読まないと絶対後悔する、★★:とても後悔する、★:やっぱり後悔する


インターネット・ブランディング11の法則

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『はじめの一歩を踏み出そう』 by マイケル・E・ガーバー

普通の起業家への実戦的アドバイス

経営学に出てきそうなイノベーションを起こす華々しい起業家ではなく、どこにでもいそうな「ふと、商売を始めてしまった」という職人肌的な人達へ送る「事業家への道案内」という内容です。

自分がいなくても、自動的に運営される組織を生み出す手順をマクドナルドが生み出したフランチャイズ方式を例に説明している。

基本的なサイクルは、「イノベーション」→「数値化」→「マニュアル化」である。「イノベーション」は、「お客様へ声のかけ方を工夫する」等の具体的な手法、「数値化」はその「イノベーション」の効果を計ること、「マニュアル化」はそれを誰でもできるように文書化することである。マニュアル化は、一見、人間的でなように感じてアレルギーを起こしそうであるが、料理でのレシピにあたるもので、確実に業務をこなす上で必要である。

そして、次の7つのステップを実施する。
1.事業の究極の目標を設定する。
2.戦略的目標を設定する。
3.組織戦略を考える。
4.マネジメント戦略を考える。
5.人材戦略を考える。
6.マーケティング戦略を考える。
7.システム戦略を考える。

私がおもしろいなと思ったのが、人材戦略である。章タイトルに「事業とはゲームである」というのがそれを語っている。組織の中にいて、何がやる気を失わせるかというと「自分がやっていることが利益等にどう影響するのかわからない」というものがある。自分がやっていることが確実に最終結果にどう影響するのか分かり、個々の業務上の工夫がその結果に結びつけばやる気が起こるのは目に見えている。(このホームページのカウンタのようにね)

ゲームは雇用から始まるが、その進め方が面白い。
1.会社説明会では、きっちりとした台本を用意して、オーナーの理念を伝えるプレゼンを行う。その他に、経営理念を実践することで成功を収めたという会社の沿革や、従業員に求められる資質についての説明も行う。
2.応募者と面接を行う。経歴と業務経験だけでなく、オーナーの経営理念について議論を行う。また、自分が適任だと思う理由も聞いてみる。
3.採用者には、電話で連絡する。電話で話す内容にも、台本が必要である。
4.新人を迎え入れる初日のオーナーと新人の仕事は次の通りである。
・オーナーの経営理念をもう一度確認する。
・経営理念を説明するためのシステムを紹介する。
・新人からの質問にしっかり答える。
・業務マニュアルを支給する。
・業務マニュアル、戦略目標、組織図、役職契約書の内容を確認する。

多くのサラリーマンに、直接的に関係ない、経営戦略本が売れるのは、きっと、自分がやっていることが最終的にどう関連しているのか知りたい気持ちが強いのではないだろうか。ゲームと割り切り、仕事を進める考え方は、テレビゲーム親しんでいる世代にとって、モチベーションをあげ成果を生むうまい考え方である。

最後に、次の中国のことわざを引用している。
「聞いたことは忘れてしまうが、見たものは記憶に残る。しかし、自ら実践しないかぎりは、何も理解することはできない。」

はじめの一歩を踏み出そう
著者:マイケル・E・ガーバー、出版社:世界文化社

後悔度:★★★ (三つ星満点)
★★★:読まないと絶対後悔する、★★:とても後悔する、★:やっぱり後悔する


はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術

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『新ネットワーク思考』 by アルバート・ラズロ・バラバシ

インターネットを貫く根本原理

この本は、とにかく面白かった。ここ数ヶ月に読んだ本の中で、一押しです。300ページある本ですが、一気に読めました。「なぜあの商品は急に売れ出したか」(元の原書のタイトルがよかったような)の理系版という趣で、関係ないと追われていた事象が徐々に一つの共通な体系にしたがっていることが分かる過程はスリリングです。

冒頭の舞台は、サントペテルスブルグの数学者の話から始まります。ハングリーの文学者の六次の隔たりという人々を結びつけるリンクの一つの仮説、それを実証したアメリカ人の研究、そして、インターネットの構造、経済学の有名な研究、物理学の量子学、エイズ・ウイルスの伝播、体の中の化学反応が次々とつながって行きます。

その合間に、筆者の専門分野である主にインターネットを題材としたネットワーク構造の研究成果を織り交ぜて、盛り上げて行きます。このネットワーク構造の研究は、まだ、始まったばかりのようですが、豊穣な成果を期待してしまいます。

もう少し具体的な内容をかいてみます。

六次の隔たり
地球上の任意の人と知り合いを何人間に入れれば、繋がると思います?なんと、これが平均して5.5人目で繋がるそうです。1964年に、実際にアメリカで実験が行われて確認されました。これを六次の隔たりというそうです。おもしろいですよね。実験方法は、ある人に知らない他人に手紙をリレー式に渡していくというのでした。ただ、よく考えるとこれは最短と思われる人に渡るとは限らないので実際はもっと短いと考えられています。更に、現在ではインターネットを始め人の活動範囲が広がっているのでこれより短い距離になっているだろうと述べられています。

ハブの存在
比較的初期には、インターネットは漠然と民主的なネットワークと考えられていました。つまり、自分の意見を公開すると平等に他人から読まれるようなネットワークだと思われていたのです。しかし、時が経つにつれて、特定のハブにはリンクが集中し、他方、ほとんどリンクを持たないページか多数存在するようになりました。これがインターネットを特色づけるものでした。どうして、発生するかは、[1]ネットワークが成長するのと[2]リンク先がよりリンクが多い先に優先的に集まることから説明できます。

いろいろなネットワーク
生物内での化学反応ので、物質をノード、化学反応をリンクと考えるとインターネットと同じようにハブが存在していました。他にも、ハリウッドの俳優のネットワーク、科学者の論文を通じてのネットワーク等の人のネットワーク、エイズ、ソフトウェア、果てはテロリストのネットワークも同じ特性を示します。すごく、ワクワクしてきません?

インターネットで何かしようと思ったら、是非読むことを勧めます。

新ネットワーク思考-世界のしくみを読み解く
著者:アルバート・ラズロ・バラバシ、出版社:日本放送出版協会

後悔度:★★★ (三つ星満点)
★★★:読まないと絶対後悔する、★★:とても後悔する、★:やっぱり後悔する


新ネットワーク思考―世界のしくみを読み解く

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『夢をかなえるお金の教え豊かさの知恵』その2 by 本田健


夢をかなえるお金の教え 豊かさの知恵 お金と幸せを呼びこむ「経済自由人」という生き方

【ビジネスは、その人の人生を映す鏡。】

トレード・オフといのうは、言うまでもないのですが、「あちらを立てればこちらを立たず」の世界の事です。自己啓発ぽくいうと、Win-Loseというものですね。多くのサラリーマンは、この世界に住んでいるような気がします。たとえば、残業すると残業代は稼げるけど、自由になる時間が減るような世界です。この世界では、心理的に葛藤が発生しやすいような気がします。どちらにしても、良くないためです。

どうも、本書で描き出そうとしている『経済自由人』の世界では、トレード・オフの世界ではないようです。両方成り立つという世界に生きている様です。Win-Winですね。

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『夢をかなえるお金の教え豊かさの知恵』 by 本田健


夢をかなえるお金の教え 豊かさの知恵 お金と幸せを呼びこむ「経済自由人」という生き方

【幸せな起業家にとって、「ビジネスとは人生の表現」】

本田さんの本は、『ユダヤ人 大富豪の教え』の次の本になるのでしょうか?本書も、情報量が多いです。その情報量の多さは、本書を読む楽しみにとっておいて、本田さんの視点を考えてみたいと思います。

私が思う本田さんが強調している視点は、二つあるように思えます。

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『本調子』 by 清水克衛、他


本調子―強運の持ち主になる読書道

本好きの思いを代弁するような本

有名な方々が、日々の読書について、熱い思いを語っていて楽しいです。ただ、ここで示されている読書は、「実学」としての読書であり、「娯楽」としての読書ではありません。私自身も、かなりの読書好きですが、意識的な「実学」としての読書は、最近、ようやく、始めた段階で、初心者なので勉強になります。

すべてを紹介すると長くなりますので、読書について、明解な戦略を示している斎藤一人さんの章を紹介します。

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